石塚啓治のひとりごと
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ちょっといいお話

成功するために必要なことをする

「やる人はやる」
これはある人の口癖です。
口ばかり達者な人はいくらでもいますが、彼らはいざ実行となると、さっさと姿を消してしまいます。成功者とは、成功するために必要なことを実行してきた人のことです。
あなたはどれだけのことを実行してきたでしょうか。あなたがいちばん最近、実行したことは何でしょうか。
自分が言うだけではなく実行してきたことについて考えてみましょう。


視点を変える

地面を這う蟻は、それまで動く巨木だと思っていたものが、実は象の足であったことを木に登り高いところから見下ろして初めて知る。視点を変えることによって、これまで見えていたのとは全く違う世界が広がることがあります。
ここに、水が半分入ったコップがあります。それを見て、ある人は「半分しかない」と言い、ある人は「半分もある」と言う。
あなたは、あなたの置かれた状況やあなた自身について普段どちらの見方をしているでしょうか。いま、あなたの目に見えているこの世界は、すべてあなたが選んだ視点によって選ばれ、見えているものなのです。あなたが「半分しかない」と思おうと、「半分もある」と思おうと、事実は変わらないのです。けれども、あなたにとっての世界は大きく違います。事実は変えられなくても、視点を変えることによって、あなたの人生の質はよりよいものに変えられるのです。


「逃げ癖」を退治する一番の方法

「できない」と思うのは簡単です。でも、それと同じくらい「できる」と思うことも簡単です。
それなら今まで「できない」と思っていたことすべてを「できる」に変えてしまいましょう。頭の中のスイッチを、ちょっと入れ替えるだけのことです。
例えば、「仕事で忙しいからやりたいことができない」と諦めるのではなく「できる」と信じれば、時間は意外なほど簡単に見つかるものです。大抵の人は、何かを始める前から「できない」と決めつけてしまい行動しません。
しかし、「できる」と期待して、気軽にどんどんチャレンジすれば、いろいろな可能性に出会えるチャンスが見えてくるのです。


毎日がチャンス

今日は一日大変忙しかったのでとても疲れたな。
働く日々の中にはこうしたことはよくありますが、「疲れたから寝る」では一日がただ何となく終わってしまいます。寝る前の5分でいいから今日一日を振り返ってみてはどうでしょうか。
多忙であった一日こそ充実した仕事をしているのです。今日の自分の行動はあれでよかったのか、あの時の判断は間違っていなかったか。一日のうちのたった5分間、この反省ができる人、できない人では当然毎日の仕事に差が生じることになります。
人と会うチャンス、仕事を覚えるチャンス、毎日ぼんやり過ごしていてはこのチャンスを生かすことはできません。毎日の経験がチャンスなのです。一日の行動を振り返り明日からの仕事に活かしましょう。


好奇心が脳の若さを保つ

日常生活には、混乱が起きないように一定のパターンが必要です。しかし、仕事のパターン化は志向のパターン化へと繋がり、パターン化した人は、何も考えずに自動的に動くだけ。そこから新しいものは生まれません。
これでは脳の硬直化を招くことになり、情報感度は鈍くなるばかりです。
それを防ぐには、常に新しい事柄に関心を持ち、新しい体験をすることです。たとえば、異業種の人と交流するとか、仕事に関係ないジャンルの本を読んでみたりすることです。
生活がパターン化していると思ったら、思い切って普段と全然違うことをしてみましょう。


“人生曲線”自分は今どこにいる?

これまでの人生を振り返ってみると、好調な時期と不調な時期の波を繰り返しながら、少しずつ人生の進路を定め前進してきたのではないでしょうか。
大変だった時期も、過ぎてみると「そのおかげで成長できたのだ」と思うものです。振り返ればよくわかることも、その渦中にいるときには、なかなか見えないものです。
そこで、周囲の人たちを観察したりその経験談に耳を傾けたりしながら、時間的空間的な波形で自分の将来のアップダウンを予測した“人生曲線”を描いてみてください。
仕事でのキャリアや家庭生活において、今後どのように進めていきたいのか、それが自分で把握できていれば、逆境に立たされて曲線が右肩下がりになることがあっても、「自分は今後のために必要な試練を受けているのだ」と思い、耐えること出来ます。
人生曲線によって先のことを予測することで、今後起こりうるピンチについては、十分に注意を払いうまく対応をすることが出来るでしょう。


逆転の発想

職場で何か変革したいとか、新企画を立てたいというようなことがあったら、そのテーマについて次のように考えてみるのはいかがでしょうか。
 これまで否定されていたことを肯定したらどうなるか
 推奨されていたことをやめたらどうなるか
 消極的だったことを積極的に受け入れたらどうなるか
 正反対にしたらどうなるか
 役割を逆にしたらどうなるか
 上下、前後、左右、表裏を入れ替えたらどうなるか
今まで常識とされていたことをひっくり返したら、思いがけない新しいアイデアが生まれてくるかもしれませんよ。


「いいこと」が起こる前触れ 

「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。
辞書を見ると、「人生の災いと幸運は転々として訪れるので予測ができない」という意味が書いてあります。
いいと思った事が不幸の原因になることもあるし、不幸だと思ったことがのちに「いいこと」の原因になることもあるという意味でもあります。ですから、いちいち目の前の出来事に一喜一憂するのは無駄だという意味でもあります。
この考えを貴方の毎日に応用すれば、嫌なことがあっても「これが元で『いいこと』があるかもしれない」と思えるようになるはずです。
ですから、嫌なことが起きたときに「これでおしまい」なんて考えるだけでも損なことです。逆に、それを元に何倍ものラッキーをつかんでやる!というくらい強気でいればいいのです。そう思うことで、本当にアクシデントが幸運の種に変わるかもしれませんよ。



一人では生きられない

私たちは多くの人との関わり合いの中で生きています。決して一人では生きられません。
いくら威勢のいい絵をつけた凧であろうと凧は自分自身の力では空を飛べません。凧は風があるから上がり、風によってはじめて凧は凧となるのです。凧は風のことを忘れてはなりません。決して一人で飛んでいるのではないのです。
さらに風だけでは凧はどこかに吹き飛ばされてしまいます。そこに糸があるから空中に舞っていられるのです。糸を無用だとか、邪魔だとは思わないでしょう。凧は所詮、風と糸で操られているのです。
あなたにとって風は、そして糸とはなんでしょうか。


反省と改善を繰り返す

「独裁すれども独断せず」
近鉄電車のかつての社長佐伯勇氏の言葉です。決断するまではいろいろな人の意見を聞き、最終決定は自分で行い、決めたら最後までやるという意味です。
いろいろな人の意見を聞いていいとこ取りをするのではなく、先に自分なりの意見や仮説を持ち、そのうえで修正を行い最終的な意思決定をします。
しかし、最終決定であっても結果は確実なものではありません。一度決めたことはやらなければならないのですが、ダメだったらやり方を変える、あるいは引き返すことも必要なのです。
スタートした後も素直な気持ちで反省し、改善をしていってこそ成功の可能性は高まっていくのです。

寿司屋の兵法

孫子の兵法に「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」というのがあります。敵を知ること、そして自分をわかることなくして、戦いには勝てないということでしょう。この教えは、現代のビジネスにも十分当てはまります。
 寿司屋の主人に聞いた話ですが、カウンターのお客にだすものと、出前用のものでは、寿司の握り加減を微妙に変えるそうです。
 お米には時間がたつと収縮する特性があるため、出前の場合は、配達時間なども考慮して気持ちゆるめに握るのだそうです。
 “相手を知ることの大切さ”は、どんな場面にも共通しています。むずかしい交渉ごとや商売は、場当たり的なやり方では成功するわけがありません。まず、相手を知ることがポイントです。可能な限りの情報収集が鍵となります。その人の性格から人間関係、置かれた立場、条件などを調べ、それに対応する作戦を立てなければなりません。そうしなければ効果は期待できないのです。
 いま一度、自分の仕事を見直し、その基本をしっかり押さえましょう。

 「おかげさま」の心を忘れない

幸運を手にした後、その流れをキープするのに最も大切なこと、それは「謙虚」であることです。謙虚さこそが、幸運力を押し上げる力。夢を叶えるためには、努力や強い意志も必要ですが、謙虚であることはそれ以上に大切なことなのです。
 物事がうまくいくとき、それは目に見える力と見えない力の総合力です。自分が頑張って成功を手にするのはもちろんですが、その陰には必ず、多くの人の助けがあります。タイミングも味方してくれたでしょう。必ず、自分以外の「何か」の力が後押ししてくれています。
 日本語には、「おかげさま」という素敵な言葉があります。自分がうまくいっている時ほど、「おかげさま」という気持ちを伝えたいものです。
 「おかげさま」と言える人に、幸運は降り注がれるでしょう。


「自分は運がいい」と信じる 

運が良くなる仕組みはとてもシンプルです。
自分の事を「あぁ幸せ、幸せ」と思っていると幸せな気持ちになり、本当にハッピーなことが起こることが多いように思います。反対に、「自分は何てツイていないんだ」と思うたびに本当にツキが逃げていきます。つまり、自分に起こることは全部自分が引き寄せていることなのです。
「心の中で強く思うことは現実になる」とはよく言われることですが、絶対にできると信じる力が、実力以上の力を生むことは事実のようです。
もちろん、「ツイている人」にも、アンラッキーなことは起こります。本当にツイている人はそんな中にもツキを発見します。だから、立ち上がる力も強いのです。
ツキも幸運も、ポジティブな「思い」に引き寄せられるのです。

いいと思ったらすぐ実行する

みんながハッピーになれることはまず実行に移してみることです。
「いままでに前例がないから」
「計画内容が詰まっていないから」
「それは時期尚早じゃないの」
と引き止める人が必ず現れます。それが普通です。でも、まず先にやってみる。
もちろん、思いつきで動いて思うとおりに進めないこともあります。でも、それで何か課題が見つかればそれを解決すればいいのです。軌道修正は後からでもできます。
あれもダメ、これもダメとネガティブな事ばかり考えていると、その気持ちにがんじがらめになり脳がストップしてしまいます。
それを、「これができたらどうなるだろう」「できたらどんなに楽しいかな」と、考えを切り替えてみてください。
思い切って、新しい一歩を踏み出してみたくなりませんか。


何を選ぶかではなく、どう実行するか

人生は選択の連続です。大きい選択もあれば小さな選択もあることでしょう。そのひとつひとつで今の自分は作られています。あの時の選択が間違っていたから過去に戻ってやり直したい、と思うこともあるでしょう。
当たり前ですが、人生のやり直しはできません。
ひとつの事柄に選択肢がたくさんあるように、ひとつの選択に対して取り組む方法も無限にあります。例えば学校に入学して、何となく毎日を過ごすのと、何か目的をもって毎日を過ごすのとでは、卒業する時には全く違った結果が想像できることでしょう。
何を選択するかも大切なことですが、選択したことをどう実行するかも、とても大切なことなのです。選択を間違えたと悔やむ前に、この選択をどう生かしていくのかを考えてみませんか。


『いただきます』は日本人の心

食事をする時に両手を合わせて「いただきます」と言います。これは日本特有もので、海外で同じ意味をもつ言葉は見当たらないのだそうです。
「いただきます」の「いただく」は、山の頂きに宿る稲作の神様への感謝を表す言葉に由来します。さらに時代が流れると、位の高い人から物をもらったとき、神仏にお供えしたものを食べる際には、頭上に捧げ持つ「押し戴く」動作をしてから食べたため、「食べる」「もらう」の謙譲語として「いただく」が使われるようになります。
「いただく」は、米や野菜、肉、魚などすべての食材には命があると考え、その命をいただいて自分が生かされていることに感謝する言葉です。また食材だけでなく、食事が出されるまでに関わったすべての人々に対して敬意を払い、感謝をする言葉なのです。

「振り返り」を大切にする

一日の予定を立ててもその通りにいかず、あっという間に時間が経ってしまったという経験は誰にでもあることだと思います。打合せが長引いた、急な来客があったなど様々な理由で予定は崩れていきます。うまくいかなかった原因がわからないまま、再び予定を立てる、うまくいかなかった、の繰り返しをしてはいませんか。
そこで、予定が計画通りに行われたか、一日の終わりに振り返り検証してみましょう。
予定より時間がかかったものがあった、もっと優先すべき仕事があったなど振り返ることで修正や改善をすることができるのです。また、自らが考えることにより自然に何らかの工夫をするようになり、成長のスピードも加速していくのです。

ギブ・アンド・ギブ・ギブ・ギブ・・・

何か頼み事をした時に、「あなたのためなら喜んで!」と言ってもらえると嬉しいものです。そう言ってもらえるかどうかは、頼み方よりも、あなたが普段どれだけたくさんの「ギブ」をしているかで決まります。
ギブ・アンド・テイクという言葉がありますが、見返り(テイク)を求めずに提供(ギブ)することができれば、いざという時に必ず誰かが手を差し伸べてくれるものです。
日常で何を言っているかよりも、日常どういう行動、行為をとっているか。思いやりをいかに形に表しているか、なのです。
あなた自身が「この人に頼まれたら断れないな」という人を思い浮かべてみてください。きっとあなたが困ったときはもちろん、周りにもいつもさり気なく手を差し伸べてくれている人ではないでしょうか。


今の努力が将来を作る

一生懸命に仕事に取り組んでいるのに、日々努力しているのになかなか思うような結果が出ないと悩んでいませんか。でも、その努力はぜひ続けてほしいものです。なぜかというと、いまの努力が将来のあなたを作るからです。
もちろん、今日の努力が明日の成果になることもあるでしょう。しかし、仕事は学校の試験の一夜漬けのようなわけにはいきません。長い間積み重ねて、やっと実を結ぶことのほうが多いのです。
たとえて言えば、狩りは朝から出かけて獲物をゲットすれば、お昼でも夕食にでも食べられます。しかし、農作物の場合は、種をまいて、育てて、刈り取ってからでないと食料になりません。しかも、その間に、自然災害に見舞われることも珍しくありません。それでも人々は知恵を絞り工夫を凝らして農作物を育てます。
仕事というのは狩りではなく、農作物と考えてみてください。よりよい方法を探りながら毎日コツコツ努力を重ねてこそ、大きな収穫が得られるのです。

「なぜ?」ではなくて「どうすれば?」を考える習慣

何かトラブルが発生したときに、「なぜこうなったの?」と問いただしていくと、そこには言い訳があふれ始めます。
「あのとき、こんな事が起きたから・・・」「あの人がこんな事をしたから・・・」
また、中には「なぜ?」と考え続けて、迷路に入り込んでしまう人もいます。もちろん問題の本質を「なぜ?」と問うことは大切です。それが多くの成功や進歩の素でもあります。でも、「なぜ?」にこだわるあまりに、明日に踏み出せないならば、それはとってももったいないことです。答えが出せない問題だって世の中には山ほどあるのです。
そんな時は「なぜ?」ではなく「どうすれば?」と自分に問いかけてみてください。
「これからどうすれば問題が解決するのだろう?」
と考えてみてはどうでしょう。
次に同じ事を繰り返さないために、あるいは生きやすく生きていくための戦略を考えていく。大切なのは昨日よりも、明日なのだから。

不幸の演出家もまた自分なのです

人間は心の持ち方次第で大きく変わります。仕事で毎日が苦しいと嘆いている人も、職を失っている人にとっては羨ましい存在であるし、職がないと嘆いている人も、病院で病と闘っている人にとっては羨ましい存在でもあるのです。
何が幸せで、何が不幸か、ということは、その人の心の持ち方一つなのです。幸福と思って生きる人もいれば、不幸と思って生きる人もいます。感謝して生きるのと、文句を言いながら生きるのと、果たしてどちらがいいのでしょうか。
不平不満を言い出したらキリがありません。また、精神的安らぎを得ることも出来ません。不幸と嘆いてみても何の解決にもならないのです。どうせ生きるのなら、幸せと思って生きようではありませんか。現状を嘆かず、現状に感謝して、自分で幸福の演出家になれれば人生は喜劇に変わるでしょう。

「ホウレンソウ」のポイントは「けちるな」

仕事が順調に進んでいる時は「ホウレンソウ」、つまり「報告・連絡・相談」にミスがあったとしても、問題になりにくいものです。しかし、アクシデントやトラブルが起きたときこそ、しかも、それが予期しないものだったとすれば、尚更早い「ホウレンソウ」が求められます。
この「ホウレンソウ」のポイントとして「けちるな」という語呂合わせがあるので紹介します。
「け」は「結論」です。まず結論から報告することが重要です。
「ち」は「中間報告」です。こまめな報告は欠かさないことです。
「る」は「留守の時の対応」です。相手が不在の場合はメモやメール等を活用しましょう。
「な」は「内容の整理」です。あらましをまとめ、わかりやすく伝えることが大切です。

人間、誰しも嫌な話はしにくいものです。しかし、素早い対応によって、「災い転じて福となす」場合もあるので、勇気を出して「ホウレンソウ」をしましょう。

朝、少し早起きすると「いいこと」が起こる

どんな平凡と思える一日でも、それは自分にとってかけがえのない大事な日。
一日を存分に生きるカギは、朝の気構えにあります。「今日もまた一日が始まってしまうな」と思うのと「よし、新しい日が始まるぞ」と思うのとでは大違いです。
たとえば、いつもより少し早く起きて時間に余裕をつくり、窓の外を眺めてみましょう。すると、四季折々の風情を感じることができます。
こういった小さな変化に気づければ気持ちが清々しくなります。
そこから始まる一日は、いい流れに乗って進むはずです。嫌なこと、つらいことがあっても、いい流れで気持ちが前向きになっていたら、受け止め方も違います。へたりこんだりせず「やってやろう」という気力がわいてくるのです。
一日が過ぎてみると「結構頑張ったな」という自分がいることでしょう。

 何から始めていますか

仕事に取り組むときに、最初にすべきことはなんでしょうか。
もちろん仕事の内容やポジションによって、人それぞれであることは言うまでもありません。しかし、すべての人に共通なのは「まず計画を立てること」ではないでしょうか。ただ目の前にあるものを処理しているのは、仕事ではなく「作業」です。
しかし、たとえ作業であっても「どうしたら効率的に進められるか?」 「どうすれば間違いなくできるか?」を考えたとすれば、それが「計画を立てること」だといえるでしょう。
そしてその瞬間、作業が「仕事」になるのです。
計画にも、さまざまなものがあります。中・長期的な計画もあれば、短期的な目標もあるでしょう。
その日、一日の予定にしても計画のひとつです。計画を立てるからこそ、仕事の達成率、進み具合や遅れの程度が見えてきます。
遅れている場合は、どうしたら遅れを取り戻せるか、それを考えることも計画です。

 年齢にとらわれない

たとえば、同じ30歳で別々の考え方の二人がいるとします。
「もう30歳だから頑張っても無理」
「まだ30歳。これからの人生楽しみ」
前者のように年齢にとらわれて後ろ向きの考え方をしている人は一緒にいる人たちも暗い気持ちになってしまいます。また後ろ向きの考えをしていると、なかなか運の悪いスパイラルから抜け出せなくなります。
一方、後者のように前向きな考え方をしている人は、周りの人たちにも良い影響を与えています。その人の持つ魅力にみんなが共感するので、みんなの協力を得てこれから成功する率も高いでしょう。
あなたも年齢のことは忘れて、いつまでも若々しい心と感性を持ち続けてください。きっと輝いた人生を歩んで人に感動を与えることでしょう

 「あとでやろう」は、ここまで損する

「何かを先延ばしにすることは、その場ですぐに片づけることの、倍の時間とエネルギーと苦痛を要する」という法則があります。
そのいい例が虫歯です。「ちょっと歯が痛い」と感じた時、すぐに歯医者に行けば、簡単な治療で済みます。当然治療費も安く済みます。しかし、痛みに耐えられなくなってから歯医者に駆け込めば、治療が大変で長時間痛い思いをすることになるのです。治療費も高くつくでしょう。
仕事も似たようなものです。いずれやらなければならないことなら、面倒でも先延ばしにせず、片づけてしまったほうがいいのです。やらなければならないことを先延ばしにしたくなったら、その結果、自分が困ったことになる様子をあえてイメージしてみましょう。逆に先回りして仕事を片付ければ、周りからも信用され、仕事のトラブルもなくなり、心穏やかに毎日を過ごせるはずです。
ほんの少し先延ばしにしたがために、簡単なことが5倍10倍にも大変になって、うまくいくはずのこともうまくいかなくなることもあります。

 フットワークを軽くする

フットワークが軽くて、いろいろな場所に顔を出している人は、広い人間関係をもっています。こういう人は、いろいろなチャンスに恵まれていて、自分で運を切り開けるタイプです。
興味あるショップやカフェに行ってみたり、勉強になる講演会に行ってみたりなど、思いついたことをすぐ行動に移せると、人生の幅が広がります。あなたの中の感性が豊かになるので仕事にも活かしていけるのではないでしょうか。
重いフットワークを軽くするためには、とにかく家の外で楽しむ習慣を身に着けることが大切です。美術館に行ったりウオーキングをしたりなど、外出して楽しむ時間を増やしてみましょう。人と出会ったり、いいものを見たりして刺激を受けてほしいと思います。
あなたにとって何かしらの実りがあることでしょう。
気軽に出かけて運を切り開いてみませんか。

 出会った縁を活かす

ある成功者の言葉に「大物となる人は、ほんの少しの縁を大切にしてその縁を活かす」といったものがあります。まさにその通りだと思います。社会に出ると会社や学生時代のつながりのほかに、ワークショップや講演会、異業種交流会、パーティーなどといった出会いの場がありますが、たいていの人たちは、それらの場所で新しい人と出会ってもそれっきりになることがほとんどだと思います。
縁は自ら動いて獲得していくものです。自分の魅力を相手にうまく伝えることができれば、自然と向こうから連絡は来るかもしれませんが、まずは自分から動くことが大切です。
今はインターネットでの交流も盛んにおこなわれていますので、いろいろなツールを利用して縁を活かしていくのもいいでしょう、あなたなりのやり方で、新しい出会いをあとにつなげていきましょう。

 周囲の人たちへの感謝を忘れない

人はある程度の成功をおさめると、「自分の力で成功した」とうぬぼれがちです。しかし、その不遜な態度はやがて世間の反感を買い人々からそっぽを向かれてしまいます。能力を発揮し業績をあげたとしても、実際は本人の独力で成し遂げたわけではないのです。業績の大部分は、周囲の人の協力と支援の賜物なのです。
組織では企画や開発、製造、営業、経理などで働く人々が力を合わせて初めて成功することができます。自営業でも同じです。取引先が信頼して発注・受注し、顧客が満足して代金を払い、家族が協力して初めて価値が創造され利益が生まれます。一人の力では絶対に成功できません。私生活もそうです。あなたは自分一人で大きくなったのではありません。家族や友人、地域のおかげで成長し、大人になったのです。大人になっても家族や周囲の人に支えられて生活しています。
人に助けてもらうことは恥ではありません。むしろ人に助けてもらうべきです。そのためには日頃から人に感謝し人を助けなければなりません。人生は持ちつ持たれつです。どんな人でも周囲の協力と支援がなければ絶対に成功しないことを肝に銘じておきましょう。

               

 活躍しているイメージを高く持つ

好きな仕事で活躍している人ほど、セルフポジションが高いと言われます。セルフポジションとは、自分が活躍したいイメージのことです。人生は自分がどうなりたいか、どういう人生を歩んでいきたいかなどがしっかりと明確になっているほど、有意義に暮らすことができます。
「こういう生き方をしたい」というしっかりとしたセルフポジションがある人は、ただ思うだけでなく、積極的に動いていくべきです。何事も熱意と行動力で運を開いていくことができます。前に進むにつれ不安を感じることもあるかもしれません。でも「絶対に夢を叶える」という情熱とあきらめない粘り強さがあればちゃんと達成できるでしょう。
ただし、単にセルフポジションを持っているだけでは意味がありません。明確にして行動に移すことで成功できるのです。まずは、自分がワクワクするような楽しい未来について考えてみましょう。

                                                   平成30年 6月 5日更新                 

 自分から「限界」をつくらない

「はじめて、自分で自分をほめたい」。オリンピックでメダルを取った女性アスリートが言った言葉です。自分の力を出し切ったという気持ちが素直にあらわれていて、耳にも心にも心地よいと感じた人は多かったのではないでしょうか。みなさんにも、「今回の仕事はよく頑張ったなぁ」ということがあると思います。充足感、満足感が広がる時でしょう。
しかし、それで終わりではなく、それでも更に一歩を踏み出すことが大切です。「もうこれでいい」という終わりはないということです。
能力、実力の限界を決めるのは実は自分です。「ここまでやったからもういいだろう」「もうこれ以上できない」と思ったら、そこが限界になってしまいます。そこで「いや、もう一歩!」という、さらに前に進む気構えがあれば、限界は打ち破れるのです。もう一歩の精神、もうひと踏ん張りの気概を持ちましょう。

                                                   平成30年 5月 2日更新                 

 目に見えるものがすべてではない

墨の濃淡だけで描かれている墨絵を和室などで見たことがあると思います。墨以外一切の色を使わない墨絵の世界は、見るものに無限に広がりのある色を伝えます。
例えば、一つひとつ風合いの違う六つの柿が描かれています。どれがどのくらい熟しているのか、色を使って描き分けることはできるでしょう。しかし、それでは一様な受け取り方しかされません。
一方、墨の濃淡で描かれた柿は、想像力にはたらきかけ、見る人それぞれに思い思いの熟し加減を伝えるのです。そこに、ある人は橙色を見るかもしれませんし、ある人は深紅を見るかもしれません。色では、表現しきれない色が墨絵から伝わっていくのです。これが、「墨絵に五彩あり」と言われるゆえんです。
はっきりと識別できるもの、目に見えるものだけが確かなのではありません。そこから自分なりに何を感じるか、それが重要なのです。


                                                     平成30年 4月11日更新                 

 ありふれた日常にこそ感謝する

私たちは変わらない毎日があることを「当たり前」だと思って過ごしていませんか。
人が生きるということ、平和な日々があるということ。当たり前になりすぎて、そこにある幸せに気がついていないのではないでしょうか。何か特別なことがないかぎり、改めて感謝することもありません。「特別」に対してだけ感謝をするのではないのです。どんな時だって感謝の心を忘れないでいましょう。
何でもない「今」という瞬間に感謝しましょう。特別ではなく、何でもないありふれた日常にこそ感謝する。足る心を知り、恵まれていることを実感する。感謝できれば今ある幸せに気がつくことができるのです。

                                                     平成30年 4月 2日更新                 

 周りの人の意見を聞いてみましょう

「傍目八目」(おかめはちもく)という言葉をご存知でしょうか。囲碁を打っていると当事者よりも、周りで見ている人たちのほうが、八目先まで読めるものだということを表した言葉です。
仕事も同じですね。集中して取り組むことはもちろん大事なことですが、一つのことにかかりきりになっていると、冷静な判断や客観的な見方ができなくなることが少なくありません。なかなか先が見えてこないという状況に陥ることだってあります。
もし、何かに悩んでしまったり、先に進めなくなってしまったり、思考が堂々巡りに入ってしまったというときは、上司でも、先輩でも、同僚でも、周りの人の意見を聞いてみることも必要でしょう。
場合によっては、後輩に聞いてもいいかもしれません。「後輩に聞くなんて恥ずかしい」と思ってはいけません。後輩だからこそ、あなたが全く思いつかなかった斬新な発想が出てくることもあるでしょう。あなたは、それをヒントにした、あなたの自分の答えを出せばいいのです。

                                                     平成30年 3月28日更新                 

心を整えるには「足下から」 

「足下をすくわれる」という言葉があるように、足下をしっかり固めておかないと、思わぬ困難や悩みにぶつかることがあります。
足下は自分の拠って立つ場所、または拠り所となる自分の心と言ってもいいでしょう。もっとも、心が整っていなければ拠り所とはなりません。
「心を整える」そのヒントは、まさに足下にあります。脱いだ履物をきちんと揃えていますか。あちこちに脱ぎ散らかすなんてことはしていませんか。
「なんだ、そんなこと?」と思うかもしれませんが、履物が乱れていても気にならないということはそれだけ心が整っていないということです。
忙しいと、つい脱ぎっぱなしにしがちですが「忙」とは「心を亡くす」こと。つまり、心ここにあらずで、心が整っていないことが、履物に現れるのです。
いつでも履物を揃え、ふっとひと呼吸おくくらいの余裕をもちたいものです。

                                                            平成29年12月 3日更新                 

言ったことを必ず実行する

自分が発言したことに対して、責任をもって実行することを「有言実行」といいます。世の中には、適当に口約束をしてしまう人も多いと思いますが、そんななかで有言実行が出来るようであれば、どんどん仕事の依頼が増えていくでしょう。
有言実行するAさんとBさんの話をしましょう。AさんもBさんも会社の経営者です。
Aさんは、言ったことを必ず実行する人なので、人徳があり、あらゆる人たちから慕われており、面倒見も良いので、とても高い信頼感をもたれています。
一方のBさんは、口が上手なのですが、行動が伴わないために、周りの人たちが離れていってしまいます。この2人から学ぶことは大きいと思います。
仕事は人間関係で成り立つものです。良い仕事に恵まれたかったら、やはりAさんのような有言実行タイプにならなければいけません。高い信頼感をもたれるために、自分の言ったことに責任をもちましょう。                      
                                                                                                                                                    平成29年10月31日更新                 

あきらめない

成功者とは何か?
それは成功するまでそれを続けた人のことである。
失敗者とは何か?
それは成功する前に諦めてしまった人のことである。
私たちは、成功者には特別の才能や幸運があると思いがちです。でも、もし、彼らに特別な才能があるとしたら、それは「諦めないで続ける」才能だけです。
かのアインシュタインはこう言っています。
「わたしは天才ではない。ただ、人より長く一つのことと付き合ってきただけだ」
さあ、歩き続けましょう。時にあなたの隣をあなたより遅くスタートした人が駆け抜けていくかもしれません。気にすることはありません。絶対に、あきらめないで。
    
                                                                              平成29年10年 2
日更新                                          

努力する

 米や野菜を収穫しようと思ったら自然の法則に従わなければなりません。種をまき、苗を育て、水をやり、陽に当てる。そうして季節の移りゆくのを待って、ようやく収穫を得ることができます。
 成功への道のりも同様です。実際に成功を手にする人がそれを望む人々の一部でしかないのは、多くの人が成功を簡単に手に入れようとして、その過程のどこかで手を抜いてしまうからでしょう。
 夢の実現や目標の達成も、あるいはビジネスの成功も人としての成長も、そのプロセスは変わりません。日々の地道な努力の積み重ねがあって、初めてそれらを手に入れることができるのです。
 手を抜くことはたやすいですが、それは必ず最後の成果に反映されます。取り返しのつかない過ちにつながることになるかもしれません。
自分自身を成長させるためにも、日常の努力を大切にしましょう。
    
                                                                              平成29年 9年 1
日更新                                          

今日できることは明日に延ばさない

 あなたは面倒くさがりのほうですか?
 それともテキパキと行動に移せる人ですか?
 運気がスムーズに流れていくのは、もちろん後者です。運が強い人ほどやるべき事を素早くこなしています。人は、やらなければならないことを放っておくと、心の中にモヤモヤがたまってしまって落ち着かなくなるものなのです。これは、心とからだにマイナスのものを入れ込んでしまっている状態です。
 「今日できることは明日に延ばさない」この言葉を胸に刻みましょう。
やるべきことリストを作り優先順位をつけて、最重要なことから終わらせると、心の奥からすっきりして気持ちが楽になります。
 「今日できることは明日に延ばさない」
習慣化したいものです。    
                                                                              平成29年 8年16日更新  
                                        

夢を実現できる人の手帳に必ず書いてあること

 「来週は九州へ旅行する予定だからその準備をしておこう」
 「明後日はAさんと打ち合わせだから、それまでに資料を作成しておこう」
 こう考えるとき、その背景には「この予定は間違いなくそうなる」という気持ちが隠れています。
 それと同じ感覚で、「夢」に日付を入れて「予定」にしてしまいましょう。そして、夢や希望を、実行すべき計画として行動してほしいのです。すると、「本当に実現するかな?」といった不安は微塵も感じなくなります。その代わり、どうしたら予定通り運べるかというアイデアが湧いてきて、「必ずそうなる」「絶対実現できる」という期待感だけが日に日に高まっていくのです。
 手帳を開くたびに未来の自分を確認できることでしょう。
                                                                              平成29年 8月 8日更新
    

ほんの少しでも手足を動かす

 仕事の締め切りといえば、普通は完了の期限を指しますが、「遅くともいつまでに始めるか」という着手の締め切りも実は大切だったりします。
 どんな仕事でもやり始めてしまえば進むのに、手を付けるまでがいちばん億劫だという経験、ありませんか。
だからこそ、着手の締め切りを設定するのです。そして、いざ着手しても初めから全力で走り始める必要はありません。ほんの少しでもいいから手足を動かせばいいのです。
 進まなければゴールには到着しません。まずは、スタートを決めて動きましょう。

平成29年 7月 1日更新

履物をそろえるだけで業績アップ!?

 とある会社でのお話です。
「こういう会社にしたい」という理想を持っている社長さん。
ところが、現実の経営状態はさっぱり。理想には程遠い状況に、ほとほと困っていました。
そこで、その社長さんがまず始めたことは何だと思いますか。
それは、履物をそろえることです。
 社内の一か所でもピシッと整うと、その他の乱れが次第に目につくようになります。書類、工具、部品なども次第に整頓ができ、最終的にはスケジュール管理まで徹底していったそうです。
 どんな理想を掲げたとしてもまずは足元の行動から見直し、ひとつひとつ着実に歩んでいくことが大切なのかもしれません。

平成29年 7月 1日更新

 精神的な若さを保つ

  かがんで何かを拾うとき、思わず「どっこいしょ」と言ってしまうことはありませんか。
人はいつの間にか、年寄りっぽい言葉や動きを身につけてしまうものです。
ある60歳代の女性は、「気持ちは20歳代の頃と全く変わっていないわよ」と言っていますが、
その言葉通り、内面の若さが外見にも現れています。
内面の若さを保つにはどうしたらよいのでしょうか。
  ・新しいことに挑戦する
  ・年寄りくさい発言をしない
  ・自分が成長できる方、面白いと思う方を選ぶ
  ・最新の動向に興味を持つ
内面の若さとは何でも受け入れるオープンな心を持つことです。「いつもと同じ」で満足せず、世界を新鮮な視点で眺めてみましょう。幅広く興味を持ち、刺激を受け、モチベーションを高め、冒険を楽しみましょう。これが若さを保つということなのです。

平成29年 3月 1日更新

 人生の地図を作る

  計画とは、人生の地図のようなもの。人生の地図は、その人の旅の力強い味方になります。
地図のない人生を送っていると『人生とはコントロールできないものだ』という感覚をますます強める結果になってしまうかもしれません。
 人生の地図を作る第一歩は、「自分は何をやりたいのか」つまり、目的地をはっきりさせることです。次に、目的地までの道のりを具体的に計画することで、計画は夢ではなく現実のものへ変わっていきます。一度計画を作ったら、必ずその通りにしなければならない、ということはありません。
 常に見直して、練り直し、変更する。状況は絶えず変化し、自分自身も変化する、そして計画も変化していきます。
 今年はどんな旅をしていきましょうか?

平成29年 2月15日更新

 約束を守る

  自分に自信が持てる方法があります。
それは約束を守ることです。人との約束、自分との約束。約束を守れているとき、人は自由で輝いています。約束を果たせないでいるとき、人は不機嫌で、どこかおどおどしているか、不自然に虚勢を張っているかどちらかでしょう。
 もし、自分を元気にする必要を感じるときがあったら、自分で自分に小さな約束をしてそれを守ってみましょう。朝6時に起きる、約束の5分前に到着する、期限の1日前にレポートを提出するなど。小さな約束で構いません。まずは、自分との約束を決めて、それを守ってみましょう。
 小さな約束を積み重ねていけばやがて大きな約束を果たしていけるようになります。
 自信は、大きさではなく、守っている約束の数に比例するのです。


平成29年 1月31日更新

 答えを探すときは肯定的な思考で

 あなたが洋服やバックを買おうとするとき、どんなふうに選んでいますか。お店に行くまでは「こんな感じのものが欲しい」とイメージしているはずですが、いざ店内で実際の商品を眺めていると、「これは好きじゃない」「ここが気に入らない」という見方をしていませんか。
 これは、答えを出そうとしているときに「肯定的に考えるか、否定的に考えるか」という考え方の問題です。せっかくお店に行くまでは「こういう服があったらいいな」と思っていたのですから「こういうのが欲しい」という肯定的なことを言ってみてください。たとえピッタリのものではなくても、イメージに近いものが見つかるはずです。
 仕事も同じです。たとえば取引先との商談でも、「これは難しいですね」だけでは、先へ進めません。「こうしませんか」という提案も必要でしょう。答えを出すためには、否定的な考え方ではなく、肯定的な考え方をしてみませんか。


平成28年12月 2日更新

 「順風満帆のときほど注意しなさい」

 クルージングを趣味とする人から聞いた話ですが、波が穏やかで風もなく、船が気持ちよく走っているときほど、気象情報はこまめにチェックするそうです。もちろん異常なしであればそれで安心ですが、クルージングでは、「おかしいぞ」と思ったときは、時すでに遅しという危険が伴うためだそうです。
 仕事も同じです。順調にいっているときほど慎重さが求められます。調子に乗っているのは歓迎すべき事ですが、スピードの出し過ぎやオーバーランには、くれぐれも用心したいものです。
 うまくいっているときほど「小さなミスがないか?」「トラブルは起きていないか?」あるいは「トラブルが起きそうな予兆はないか?」といったように、常に問題意識をもっていてください。
 ある経営者は「好調なときほど危機が訪れるもの。問題ないと考えることが問題」と語っています。肝に銘じておきたい言葉ですね。

平成28年12月 2日更新

 学び続ける

 学ぶというのは学生時代だけのことではありません。人生の長さを考えれば、むしろ学校を卒業してから努めて学び続けなければ向上は望めません。
 有名な大企業の社長たちに愛読書を問うアンケートを行うと、ビジネス書や時事的な本はなく、古典文学や歴史書、哲学書、自然科学書などが上位を占めるそうです。彼らは、そのように幅広い読書から経営の知恵を得ているのです。いずれにしても学ぶためにはある程度の時間を確保することが必要です。1日の時間の使い方を見直せば、無駄にしている時間が必ずあります。
 しかし一方、学ぶために時間が必ずしも必要条件ではないのも事実です。多くの成功者は書物などからと同様、人からも学んでいます。時には自分よりずっと年下の者などからも。
 何からでも、ほんの少しずつでも学び続けましょう。1年、2年と続けるうちに、何倍も大きな結果となって返ってきていることを実感できるに違いありません。



平成28年12月 2日更新

 「すみません」ではなく「ありがとうございます」

     自分のために閉まりかけのエレベーターを待ってもらったとき「すみません」と謝り、エレベーターの隅に乗ったという経験はありませんか。
 「すみません」という言葉の語源は「心が澄みやかな状態ではいられない」ということ。
 
日本人らしい謙遜の表現ですが、どこか自分を責めたり、反省するようなニュアンスがあるため「すみません」を連発する人は自信なさげに映ります。「すみません」を連発していると、自己否定が強くなり、本来の輝きが失われ、心が澄んだ状態を保てなくなります。
 そこでオススメなのが「すみません」を「ありがとうございます」に言い換える方法。エレベーターの時の場合でも、ドアを開けて待っていてくれた相手に、ニッコリ微笑んで「ありがとうございます」と伝えれば何の問題もないでしょう。
 
「ありがとうございます」は、「有り難し」が語源。つまり、「あり得ないような奇跡が今、ここに起こっています」という、祈り言葉。口にすればするほど「いいこと」がたくさん振り注いでくる魔法の言葉です。

平成28年12月 2日更新

 とりあえずやってみる

 やるかやらないか迷ったら、とりあえずやらないことにするのが成功しない人。やってみるのが成功者です。
 
やってみれば失敗することもあるでしょう。しかし、少なくともこの方法は失敗する、と知ることができます。失敗を後退することだと考えているとしたらそれは大きな勘違いです。行動し続ける限り後退はありません。たとえ失敗が続いても後退ではありません。唯一後退があるとすれば、それは何もしないことです。
 
とりあえずやらないことを前進もしない代わり、に後退もしない原点維持だと思っているかもしれませんが、それは違います。あなたは原点維持のつもりでも、まわりは動いているのですから、いつのまにか少しずつ後退しているのです。
 
人は、やってしまって失敗したことよりも、やらなかったことに後悔するのです。

平成28年 8月22日更新

 変化をとりにいく

      少しでも今までと違うことをするのは誰でも怖いと思います。でも、そうして同じ事を繰り返していてもいずれ変わることを求められるときがきます。状況は、日々刻々と変化しているからです。

それでも大抵の人が変わることに対して大変な抵抗を示します。もし、それを受け入れてしまったら、これまでやってきたことを否定されるように感じてしまうからでしょう。そうして、どうにもならないような大きな問題が生じてから、あたふたと一大改革をすることになるのです。

変わることが怖くなくなる方法は、こちらから変化をとりにいくことです。状況に合わせるのではなく、こちらから状況を変化させていくことです。

問題が生じてから変わろうとするのではなく、うまくいっているときこそ自ら変えていく。

少しずつでいいから毎日新しいことをする。

次の大きな変化を計画して準備する。

自分から変化を創り出していくとき、それが決して怖いことではなく生きる喜びそのものであることを実感するでしょう。  

平成28年 7月19日更新

こたつは四角いとは限らない

  「丸い玉子も切りようで四角」という言葉があります。もちろん、生卵ではなくゆで玉子の話です。

 さて、世の中にはびっくりするような形のものがあります。その一つが「三角形のこたつ」。正三角形ではなく、二等辺三角形になっています。そのため、スペースをとらないこたつとして、一人暮らしに大好評だそうです。こたつといえば四角いものという固定観念を持っていた私たちにとっては、驚くとともに感動でした。しかも使わないときは部屋の隅に置けば、三角コーナーみたいなテーブルに変身です。

 たしかに、長い年月かけて「形」になったものには、それなりの歴史があり、合理性もあると思います。しかし、時代が変われば形も変わるもの。ユニークな発想やアイデアが生まれることは不思議でもなんでもありません。かえって、「すべてこれまでどおり」という方が不自然なのかもしれません。

 世の中には「前例がない」という一言で片付けられてしまうことがあります。しかし、「前例がない、だから、やってみる」ということも必要なのではないでしょうか。

平成28年 7月 1日更新

目標を明確にする

 あなたの目標は何ですか。

なんとなく思いはあっても、あらためて質問されると戸惑って答えられない人が多いだろうと思います。目標は出来るだけ明確に、自分自身で整理しておくことが大切です。

 昔話の「うさぎとかめ」のお話は皆さんご存じでしょう。ウサギとカメが競争し、先行していたウサギが油断して途中で寝てしまいます。結局寝ているウサギを追い越してカメが先にゴールに到着するというものです。

 ウサギとカメの違いは目標をきちんと見ているかどうかの違いです。ウサギはカメを見ていたのに対し、カメはずっとゴールを見ていました。カメの目標は明確だったということです。

 目標を具体的に持てば持つほど、取るべき道も明らかになり迷いがなくなります。何か目指すものを見つけたら、できるだけリアルに実現したときのことを思い描いてみてください。詳細に描けば描くほどプロセスはシンプルになっていきます。
目標を見失うことなく努力し続ければ必ずよい結果がついてくるでしょう。

平成28年 7月 1日更新

自己暗示は結構役に立ちます

 翌朝、いつもより早く起きないといけないというとき、目覚まし時計をかけるほかに、もうひとつかけておくといいものがあります。

 それは「自己暗示」です。要するに、イメージトレーニングの一種なのですが、例えば、起きる時間を指している時計の針や文字盤などをイメージしておくのです。仕事も同じです。

 いつまでに仕上げなければならない書類とか、何時までにまとめなければいけない報告書などに取りかかるときは、カレンダーや時計をイメージします。そうすることで、不思議なことにタイムスケジュールができあがり、締め切りに間に合うようになります。さらに、仕事の仕上がり具合まで、イメージすると尚いいでしょう。
「暗示なんて・・・」と思う人もいるかもしれませんが、時間もお金もかかりませんから、試しに一度ぐらいチャレンジしてみませんか。
じつは、「私は暗示になんかかからない」と思っている人ほど効果があるようです。人間の心は強いようで弱いし、弱いようで強いものなのです。

平成28年5月12日更新

天気の悪口は言わない

 朝起きて出掛けようとするとき、気になるのはお天気のこと。暑さ、寒さもそうですが、晴れと曇り、雨や雪では身支度も変わってきますし、気分が違ってくるのも当然です。

 ただ、「晴れがよくて、雨が悪い」わけではありません。日本では平均的に1年の3分の1の割合で雨か雪が降っているのです。その雨や雪を「悪い、ダメ」と決めつけてしまうのはいかがなものでしょう。

 お天気とは「天の気」。「天にいらっしゃる神様の気持ち」が、天気となって表れています。日本がこんなに水が豊かなのは、たくさんの雨に恵まれているからです。雨が降らないと現実的に困るのは私たちなのです。

 晴れても曇ってもすべての天気はありがたい天からの恵みであり授かりものです。1日のスタートをスッキリ始めたいと思うのなら、今日から「天気の悪口」は禁句にしましょう。

それだけで、あなたの人生のお天気は、間違いなく好転(好天)するでしょう。

平成28年5月11日更新

成長している自分をほめてあげる

 人は生きているかぎり、だれでも成長します。成長とは、体だけではありません。中身も成長しています。
昔はだれかに何か言われたら落ち込んでしまったけれど、今は少々のことではへこたれなくなった。あなたにも、そのような経験に心当たりがあるのではないでしょうか。

 成長した自分を見つけたら、自分でほめてあげましょう。「私は日々、成長している」ということを、認めてあげましょう。「自分はなにをやっても中途半端な人間だ」と思う人と、「私は未熟だけど、少しずつ成長している」と思う人では、チャンスを前にしたときに発揮できる「勇気」の量がまったく違います。

 もしかすると、あなたは過去の失敗などを理由にして、いまの自分に自信がもてないのかもしれません。しかし、人は確実に成長する生き物です。過去にこだわらず、いまの自分に合った新しい靴で、歩き出しましょう。

 スタートは「いま」「ここ」からです。

平成28年 1月 7日更新

壁にぶつかったらチャンスと考える

 仕事で「壁」を感じたことはありますか。それまで順調に進んでいたのに、小さなミスでつまずいてからというもの、にっちもさっちもいかなくなったとか。契約までもう一歩というところに来ていながら、ライバル社に持っていかれたとか。

 しかし、これは考えようによっては、チャンスと言えるかもしれないのです。なぜなら、ぶつかった壁の乗り越え方を一度学習しておけば、将来再び壁に当たったときに、「解決方法」とまではいかなくても、その糸口を掴むことに応用できるからです。

 長い人生、一度も壁に当たることなく過ごせる人などいません。壁を乗り越えてこそ人生です。 そもそも何も考えずに「作業」をしているのであれば、壁にぶつかりようもありません。「仕事」に取り組んでいるからこそ、あるいは、責任ある仕事に就いているからこそ、壁に当たるのです。

 越えられない壁はありません。壁を感じたということは、それだけ自分が成長したのだと思ってみてください。

平成28年 1月 1日更新

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